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活動方針

目的

避難ママのお茶べり会は東日本大震災の影響により東北・関東などから避難してきた母親自身が作った避難ママと子どもを支援するための自助団体です。震災の規模の大きさ、個人情報保護法の壁などにより避難者は孤立しがちなため、避難者同士繋がりを持ちお互いを支え合い、心の負担軽減を目的とします。

 

ポリシー

楽しく思いやりを持って活動します
政治的な活動はしません
非営利活動です
誰に対しても無理をしません、させません
長く活動を継続出来るように努力します


活動の対象とニーズ

東日本大震災により関西に避難している母親と子どもの自立を支援する活動。震災から4年目に入った現在でも先の見えない避難生活を続けておられる方は関西にも多くおられます。阪神大震災でも3年目からが気分的に落ち込み精神疾患に罹る方が多くおられたという報告もあり、これからどうやって精神的に支えていくのかが問われる時期です。避難者の中には実際に急激に痩せた方、言動が心配な方、子どもにきつく当たってしまうと泣き出す方も多く見られます。避難者の状況は良くなるどころか悪化しているにもかかわらず、世間ではもう風化の傾向があり、支援が目に見えて減っていっているのが実情です。住居が点在していることから孤立している傾向もあり、自死・児童虐待などを防ぐための支援が早急に必要です。しかしながら、避難者の状況やニーズも細分化・多様化し、対応も段々と難しくなってきています。


今後の展開と可能性

震災から2〜3年間は避難者は支援してもらうという状況が続いていました。しかし4年目に入り、少しづつですが「自分も少しでもいいから役に立ちたい」という思いで行動しはじめている方々が出てきています。そんな自立し始めた思いを支援していくという変化が今求められていると思います。
助けられるばかりでなく、こんな大変な状況でも人の役に立つことが出来るということに気づき、自分が体験したことを語れるようになってきた避難者を支援の形を変えながら支えていきたいです。
そしてこの問題は生きている間は続くのではというぐらい長期化すると予想されています。
将来は立ち上がる避難者が増えていき、まだまだ辛いと思っている避難者を支えたり、後から避難してくる人たちのために先に避難してきた人たちで受け皿を作るというのが目標です。
当会では、しんどい人の気持ちに寄り添い、当事者の繋がりを持ち続け、細くても長く支援活動をすることを軸に活動をしていきます。