←English site


避難ママのお話会のご報告

昨日、避難ママのお話会@クレオ大阪北が開催されました。
いろんな方が広報してくださり、結局40名近い方が聞きにきて下さいました。
福島県から福井県に避難している避難ママもわざわざ駆けつけてくださったり、他の避難ママも来てくださって嬉しかったです。

お話する予定の避難ママさんが急遽身内の体調不良で来れなくなり、ピンチヒッターで私もお話することになりました。
他のお二人は以前にお話を聞いたことのある方だったのですが、やはり何回聞いても大変だったなぁ、よく今まで頑張ってきたよなぁと、お話に聞き入ってしまいました。
最後に私がお話させていただきましたが、急遽話すことになったのでオロオロしながら話したものの、段々みんなの辛いエピソードや自分の辛かった時のことを思い出し、泣きながらのお話になりました。
一人30分ずつ×3人の予定でしたが、多分45分ぐらいはそれぞれ話し長丁場でしたが、参加者の方々はとても熱心に聞いてくださって静かな会でした。
お話が終わった後、参加者と避難ママが三つのグループに別れ交流会をしたのですが、そこで出たお話がとても印象的でしたのでご紹介させていただきます。




自分は学生ボランティアとして、子供と遊ぶのが好きなのであまり何も考えずに今まで支援してきたが、自分がやっていることがそんなに意味のあることだとは知らなかった。いつも明るいお母さん方がこんなに辛い思いをして避難生活を送っているとは思わず、自分がやっていることで助けになっているなら喜んでこれからも支援して行きたい。(学生ボランティアさん)

震災があって福島県にある大学の受験者数が減り、受かりやすいはず!と言って友人が福島県の大学を受験し合格したので、今は福島県にいる。みなさんの話を聞いて、その友人のことが心配になったので連絡を取ってみようと思う。(学生ボランティアさん)

報道されていることと、避難されている体験談が全然違う。今日は本当は内部被曝の上映会に行く予定だったけど、こちらのお話会に来て本当に良かったです。(50代女性)


子供がお腹にいる時に阪神大震災を経験した。その後、横浜に行き出産することを選んだが、(泣きながら)「神戸を捨てた」という負い目の気持ちが今も消えない。避難ママもそういう思いがこれから何十年も続くと思う。辛いと思うが頑張って下さい。(女性新聞記者)

 

避難することで辛いこともあるけれど、辛いことばかりではなく、関西の皆様に助けられて「人生捨てたもんじゃないな」と思えることもいっぱいあった。今日は聞いて下さってありがとうございました。(お話された避難ママ)



一人一人、自己紹介とお話を聞いた感想を話して下さって、その時間がとても良かったです。
人がたくさん来てくださったことも嬉しかったけど、聞いてくださった方がいろんなことを考えるいい機会になったこと、そしてそれぞれの方の気持ちを聞いた避難ママも勇気付けられた良い会だったと思います。

広報にご協力下さった皆様、来てくださった皆様、ありがとうございました。