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3月9日夫とのコミュニケーション講座のご報告

3月9日にクレオ大阪中央で開催された夫とのコミュニケーション講座のご報告です。
参加者数は避難ママさん7人。避難元は福島県、茨城県、東京都、千葉県、、宮城県など。避難先は大阪市、茨木市、西宮市、奈良県、など。
最初はクレオさんのファシリテーターと避難ママとでどんなことに悩んでいるかお話する時間がありました。

避難ママの悩みはこんな感じです。
・たわいない会話がしたい
・肉体的なしんどさをわかってもらえない
・話をすりかえられる
・内と外で違い過ぎ
・「帰らない」と決めたけどどう伝えたらいいの?
・引っ越ししたら妻の不安感がおさまると思っていたようで、危機感を共有できた訳ではなかった
・お金の話をどうやって切り出したらいいの?

自己紹介がてら一時間ぐらい不満や悩んでいることを話したところで、男性カウンセラー吉岡俊介さんに避難ママの輪に入っていただきました。
吉岡さんは普段DV加害者の男性カウンセリングをしています。

講座で話したことを箇条書きにしました。

・男性は競争意識が常にある→弱みを見せられない

・傷ついた・悲しいという言葉を言えない→代弁してあげましょう

・恐怖心・不安感に向き合うのが怖い→怖い気持ちを「怖いよね」と共有しましょう

・危機的状況になった男性は余計に身をこわばらせる→ほぐしていく必要がある

・自分が言った言葉がそれほどきついと思っていない→本人が言った言葉を繰り返すと効果的

・夫が弱音を言った時→共感する。受け止めてあげる。この時、夫は表面的には反応していないようにみえるが心の中には変化がある。

・弱みを言える友達が必要だが、仕事ばかりで趣味がない、しかも家族が側にいない私生活ではそれは難しい。ベストフレンドになれるのは妻である。男性がこのことに気づき、妻に弱みを話せるようになると、妻を必要とし大事にしたいと思うようになるだろう。

・理解してもらえないといって何も言わないと前進しないので、理解できるかどうかは別にして発信し続けるということが重要

・発信したら「聞いてくれてありがとう」と伝えること→「聞く」ということだけでも妻の役に立っていると感じる

・相手の考えに共感できなくても聞いてくれた感謝の気持ちを伝える(話を聞いてくれてありがとう。でも私はあなたの考え方は少し理解出来ないところがある)

・子どもに対してなら自然にできる「寄り添う」ということを夫にすることを心がける(ありがとう。怖かったね。辛かったね。など)

・自分が言って気持ちがいい言葉を使うこと

・「共感する」ということが難しければ、本人が言った言葉を繰り返すといい

・傷つくことを言われた時、「あなたの言葉で私はこんなに傷ついた」と「責める」のではなく、「言われて悲しかった」と自分の気持ちを「伝える」ことが大事である

・普段の会話の中で感謝の気持ちを伝えましょう。

・「いい笑顔をしてるね」と笑顔を褒めるといいらしい。

・男性が自分の本音を言う場面があったら「気持ちを言ってくれてありがとう」と伝えること→「気持ち」という言葉がキーワード



基本的には第一回目の講座と同じことを言われたのですが、今回の参加者は私以外全員初参加の方ばかりだったことをみても、夫とのコミュニケーションに悩んでいる方は多いし、悩みの大きな部分を占めているのではないかなと思います。
今回は先生にこういう時はどうすればいいんですか?と積極的に質問する活発な意見交換が目立ちました。
みんな普通に住んでいる中、避難し続けるというのはとても難しいことです。
男性と女性には違いがあり、それを踏まえて接すると少し楽になるのではないかなと思います。先生に言われたことは男性女性に区別されるようなことだけではなくお互い様だなということもたくさんあって、自分も気をつけなければいけないなとも思いました。

最後に先生がおっしゃったのは、

旦那さんのかたくなな気持ちを解きほぐすには、妻が柔らかくしなやかに穏やかに、でもしたたかに接していくことが必要です。
自分が楽になるために必要なことであるということ。
そして発信し続けるということが大切なのです。

ということでした。

震災でいろんな問題が一気に出てきましたが、避難ママが悩んでいる人間関係の悩みは何も特別なものではなく、震災を経験していない一般の家庭などにも普通にあるような悩みなのかなと思います。とはいえ同じような悩みや、大変さを理解してもらえる避難ママ同士、コミュニケーションのことでお話する時間はとても貴重だと思うので、定期的にこんな講座を開催していく必要性を感じました。