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cafe imonikai冬休みイベント企画 避難者のお話を聴きましょうに参加・手記販売させていただきました

11月8日(土)大阪市ボランティア市民活動センター様主催 Cafe Imonika 冬休みイベント企画 避難者のお話を聴きましょうに参加、手記販売させていただきました。


12月6日(土)に開催される冬休みイベントを企画・運営してくれるボランティアさんに、まずは避難者の話を聞いていただこうという企画です。


この日は関東から母子避難されているお二人がお話されました。

二人のうちお一人は今回被災体験を初めてお話される方で、お話されることを事前にノートびっしり書き、緊張しながらもゆっくりと3・11からのことを話し始めました。


震災当日の混乱、家族とのやりとり、避難する決断、避難してきてからの生活や、帰るべきか留まるべきか悩む毎日。

これまでたくさんの被災体験をお聞きしてきましたが、お話を聞くことに「慣れる」ということはなく、毎回毎回聞く度に、体験したそれぞれが本当に大変な思いをしてここまできたのだなとしみじみ思います。


この避難ママさんも関西に避難されてきてから他の避難者と繋がりを持つことなく生活されてきたそうです。

でも周りの理解のなさ、今後の不安から「繋がりたい・・・」と思った時に、ちょうどお茶べり会自費出版の書籍「20年後のあなたへ」の新聞記事を見つけたそうです。

それを頼りにいろんなところに連絡を取り、このCafe Imonikaiにたどり着いたのだそうです。

ご自宅からは少し遠い場所にある交流会ですが、ここでしか避難者に会う機会はないそうで、普段周りには話せないご自身の問題や悩みを月一回話し、心の整理をつけられています。


お茶べり会は孤立している母親が少しでも楽になるため「繋がりを作る」という目標を掲げ、2011年に活動をスタートさせました。

「理解してもらえない」ということは大変辛いことです。

お茶べり会の運営者も避難者で出来ることはとても小さいことかもしれないけれど、細々とした活動でも少しでもお役に立てたと思った時、活動を続けていて本当に良かったなと思います。


これからも、今も孤独に頑張っていらっしゃる避難ママさんに繋がることができ、地元に馴染んだり、避難生活を継続できるお力に少しでもなれたら嬉しいです。