←English site


3月交流会のご報告

3月の交流会は母子合わせて11人の参加でした。この日は久しぶりの参加の方が2名おられ、数年ぶりの再会に喜びの声が飛び交う会になりました。

会わなかった間どんな生活をしていたか、お子さんの成長や、他の避難者の様子などを聞き合い、会っていない間もそれぞれ頑張っているんだなぁと嬉しく思いました。特に、避難当時は小さかったお子さんがこの春進学すると聞くと「あんな小さかった子が・・・」と震災からもうすぐ丸6

の月日をひしひしと感じました。

避難当初はとても辛い状況にあったが今では家族一緒に暮らすことができ状況がよくなったというご家庭もあれば、一方では当初は家族避難で比較的恵まれたご家庭が今では状況が変わり思い悩むというご家庭もあり、震災後時間が経つということはこういうことなんだなと最近よく感じます。

時期によっては集まる避難者が少なく、もう支援は必要とされていないのかなとか、ニーズに合っていないのかなと思う時もありますが、続けているからこそしんどい避難者が出てきた時の受け皿になることが出来るのだと思います。

 

子ども達は保育ボランティアさんが考えたお部屋全体を作ったすごろくゲームを体いっぱい楽しんでいました。画用紙に自分で考えた指示を書き、それらを床に並べてすごろくを作り、すごく生き生きした顔で遊んでいました。よくあるのは子ども達は遊びの時間に作った小道具を家に持ち帰りたがります。母からしてみると「そんなん持って帰ってどうするん??」と思うのですが、遊びの時間がよっぽど楽しかったのか「楽しい時間の余韻」を持ち帰りたいのかなと微笑ましく思います。保育を担当してくださる堺市教育ネットワークさんとはもう3年のお付き合いになります。今ではすっかりスタッフさんと子ども達の信頼関係ができており、継続することの凄さが子どもにも良い影響を与えていると感じています。

 

お茶べり会では29年度も交流会を継続することにしました。継続するにあたり、お部屋を提供してくださる堺市社会福祉協議会様、保育を担当してくださる堺市教育ネットワーク様にも支援継続をご快諾いただきました。この憩いの場が皆様のお力の元成り立っていることを改めて感じ、心より感謝致します。

いつも見守ってくださる皆様も、どうぞ来年度もよろしくお願い致します。